2020/06/13
マラソン時の筋肉損傷や心臓ストレスが軽減するオリーブオイル摂取
マラソンする少なくとも1週間前からオリーブオイルを摂取すると、
筋肉損傷や心臓のストレスが軽減されるという研究結果が出ている。
(研究結果本文)
心臓のストレスのような運動によって引き起こされる筋肉の損傷、
特に、マラソンのような多くの偏心収縮(筋肉が伸びながら力を発揮する収縮形態)
が発生するスポーツにおいて制限要因であるため、
この問題を軽減すると筋肉の疲労が遅れ、その結果、身体パフォーマンスが向上する。
このような筋肉の損傷や心臓のストレスを緩和するのに最も適した食品を特定するため、
アマチュアレベルの69人の男性マラソングループを調査した。
結果としては、マラソン終了時の完全なグリコーゲンの貯蔵、
そして筋肉の損傷と心臓のストレスの軽減を確保するための栄養を確保するためには、
ランナーはタンパク質の供給源として肉よりも魚の摂取、
脂肪源としてはバターよりオリーブオイルを優先する必要があり、
また、マラソン1週間前より肉とお菓子の消費を減らし、そして、
果物、穀物、ジャガイモ、マメ類などの植物由来の食品を
炭水化物源として摂取する必要があることがわかった。
肉、バター、脂肪の多い肉の摂取は、運動誘発性筋損傷と心臓ストレスの
レベルの上昇に関連している可能性がある一方、
魚、野菜、オリーブオイル摂取は、運動誘発性筋損傷と心臓ストレスの両方に対して
保護的な役割を果たす可能性があるとしている。
食べ物は持久力スポーツの準備と競争において重要な役割を果たし、
パフォーマンスを最適化するだけでなく、最適な健康状態に保ち、危険な状況を回避する。
それ故、タンパク質とともに炭水化物などの栄養素は、
筋肉の損傷を遅延、そしてその回復ができる。
これまでは、マラソン1週間前の特定の食品の具体的な摂取量と関連付ける研究は
なかったそうだ。
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