2023/03/25
スペイン政府オリーブオイル詐欺撲滅のためのガイド承認
スペイン食品品質調整委員会は、2023年に実施されるオリーブオイルおよび
オリーブポマスオイルの不正行為撲滅のための特別キャンペーンに関するガイドを承認した。
このガイドにて、検査の計画と実行を可能な限り効果的に行うため、
自治州および省自体の不正サービスにおける経験に基づいた推奨事項を提供する。
そのため、農業漁業食料省（以下、MAPA）から報告された、
この分野に適用される国内およびEUの規制を遵守していない、
オリーブオイルおよびオリーブポマスオイルの販売における
不正行為の可能性について、重要なポイントを特定している。
また、同ガイドは、発見が困難な不正が発生する可能性のある施設について詳述し、
管理を実施するための推奨事項を定め、施設の種類ごとに重要なポイントを指摘している。
2022年11月には、オリーブオイルおよびオリーブポマスオイルに関する
具体的な管理計画が承認され、現在キャンペーンが実施されており、
EUおよび国内の規制に由来する管理が統合されている。
2023年、公的食品品質管理プログラム（PNCOCA 2021-2025）の枠組みで、
自治体は、リスク評価と事業者数に基づき、オリーブオイルおよび
オリーブポマスオイルの分野にて前年よりほぼ6％多く20%に値する
697件の管理計画を立てた。
また、品質基準の適用に伴い、初めてトレーサビリティを確認するための
コントロールが実施され、これはオペレーターの10％に達する。
オリーブオイルおよびオリーブポマスオイルの品質基準は、
特にエキストラバージンオリーブオイルのトレーサビリティを改善し、
地中海ダイエットの象徴的食材の価値を高めるために、2021年8月に承認された。
MAPAによると、この規制は、国民への透明性に対する新たな要求を満たすとともに、
スペインのオリーブオイル産業の歴史的な要求を満たすものであるという。
承認されたガイドは、”世界のどの国にも存在しないシステムで品質管理を容易にし、
スペインをオリーブオイルの品質要求の最前線に位置づける”ツールであると、
MAPAは考えている。
オリーブオイル産業においては、歴史的に不正があり、報道も多々されてきた。
最近では、エストレマドゥーラ州公衆衛生総局にて、エキストラバージンオリーブオイルが
分析され、それらは調査されたパラメータによると、ランパンテオイルと精製油の混合物であった
という報道がされたばかりだ。
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